「あなたの地域にある病院施設を覗いて、働く人の話しを聞いてみよう」開催レポート

患者さんをサポートする活動をしている中で、患者と医療者の相互の意識にギャップを感じることがあります。ギャップを解消するためにはお互いのことをよく知らないと!!ということで、医療と地域をつないで、誰もが安心して生活できる地域作りのお手伝いをする活動をしています。

 

第一弾のイベント

あなたの地域にある病院施設を覗いて、働く人の話しを聞いてみよう

を開催しました。

 

今回ご協力いただいたは千葉市美浜区にある「診療所・人工透析センター しょうじゅクリニック様」と「隣接する特定養護老人ホーム しょうじゅ美浜様」。この施設は、千葉の最古参のマンモス団地「幸町団地」の中にあって、毎週月曜日に地域カフェとして近隣の住民にロビーの一部を開放したり、地域とのつながりを大切にされている施設です。

 

 施設内見学

スタッフの案内で特別養護老人ホームのしょじゅ美浜、診療所しょじゅクリニックの中を見学しました。デイサービスで利用者さんが盛り上がっている部屋、入居されている方の居住スペースの一部をなどをちらっと覗き見させていただきました。施設だけを見学するのと、実際にそこを利用している人と合わせて施設を見学するのでは、伝わってくるイメージは全く違っていて、リアルな世界がそこに広がっていて、目にするすべてが生きた情報で、自分事ととしてイメージをしながら見学をすることができました。

入居している方ができる家事を手伝ったり、自分の部屋の表札に飾り付けをしたり、自分らしさを保ちながら生活できるように様々な工夫がされていました。介護の現場は慌ただしい雰囲気だろうなと思っていましたが、スタッフも利用者も笑顔で時間のゆったりと流れている、温かい空気に満ち溢れた空間なんですね。薬の処方や何か困ったことがあった際に近隣に住んでいる人もクリニックを利用できることなど、普段何気なく横を通り過ぎるだけだったの施設の中を知ることで、参加者からは「便利」「安心できる」「アットホーム」というキーワードが聞かれました。

 

スタッフとの懇親

今回は施設長とクリニックの看護師さんにお話しを伺いました。

施設見学をしている最中から気付いていましたが、介護施設とそこに併設した看護師さんの働き方は病院でお世話になる看護師さんの雰囲気とは全然違う!看護の仕事以外に節分のお面作りを手伝ったり、世間話をしたりなんだかとても楽しそう!ということで、「施設で勤めるの看護師」について教えて頂きました。

「施設で勤めるの看護師」の仕事とは?

(元気な時の患者さんを知っているので)声を聞いただけで体調の変化が分かる、病気ではなく人生によりそう生活の看護師、苦痛がなく笑って楽しく過ごせるかのお手伝いが仕事、医師の指示が絶対とは限らない、常にドクターがいるわけではないので患者さんの状態を細かくチェックするようにしている 等。

もともとは病棟で勤務された経験をお持ちの2人ですが、患者さんと家族のような密な付き合いができることに幸せを感じ、医師からの指示だけに縛られない、看護師として責任のある仕事に誇りを持っている、楽しそうに仕事の話しをされていたのがとても印象的でした。

 

終わりに

病院は検査や治療を目的で行くところなので、聞きたくないことを言われたり、痛い治療を受けたり、患者からするとできれば行きたくない所ですよね。でも実際に病院の中を知り、そこで働く人に会い、その人の医療に対する想いを知ることで何かあったら頼れるところ、安心できるところと意識を書き換えることができます。参加者の皆さんが交流に参加してくれたスタッフの名前を聞いて、「何かあったらあなたの名前を出して相談してみるわ」と話される方もいて、見学会を通じて普段の通院では築けないお互いの信頼関係が築くお手伝いができました。

医療は提供する人・受ける人、人と人のコミュニケーションで成り立っています。医療機関ごとに求められるものが異なるので、すべての施設に密なコミュニケーションを求めることは難しいですが、密なコミュニケーションが「安心」のきっかけとなるのであれば、医療の専門家ではない我々が医療者と患者の間に立ってお手伝いできることがあるはずです。

 

イベントにご協力いただいた施設様、参加者の皆様、ご協力いただきありがとうございました。