医師 久富先生が語る医療、医療コンサルタントの仕事の魅力Ⅲ

5/13に開催した「第5回医療ドリプラ座談会」の中のインタビューの様子です。

<医療コンサルタントの領域へ>

 

最初は病院で務められていて、「もっといろんなことをやりたい」でコンサルに?

 

本当の根底は高校生のときにNHKスペシャルで経営コンサルタント特集をやっていて、経営コンサルのテレビを見て単純にかっこいいな~と

 

ははは

 

無形のものを売って商売しているみたいな(笑)。なんとなく根底にかっこいいながあって、医者になって働いて、数年経ったらもっとこうしたらよいんじゃないのとか、患者さんの導線をこうした方が、患者さんの負担が少ないんじゃないのとか、そういうことを考えるようになっちゃったんですよね。で、そっから派生して病院の経営ってどうなってるのとか、その上にある政策とかどうなってるのとか、言うのが気になりだしてきてで、今に至るみたいな感じです。

 

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医療コンサルというお仕事はどんなことをやられているのですか?

 

医療機関、組織コンサルだと思うんですけど、スタッフさんの数が多すぎるんじゃないのと院長先生が感じてらして、それに対してどうしたらよいのか、スタッフさんを削減するのではなく、スタッフさんをここの部署に配置してもらって、こういう風に動いてもらったら病院としてはプラスになるのではないですか、そういうのと、あとは先ほど申し上げた病床ですよね。病床をこういう形で100床あったら全部急性期じゃなくて、こっちは回復期にした方が流れるように患者さんが動いてくれるのではないですかとか、言うのを医療機関に対してはやっている感じですね。

 

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病院で務めているドクターの人間性をコンサルの提案の中に入りますか?

 

入りますね。えっとー、やっぱりそこは人柄というか、どういう考え方を持っているとかは必ず調べますね。

 

医療に関わっている人のステキいな所を一般の人に知ってもらう活動をやっているですよと僕の主治医に話したときに、「いろいろな先生がいるよ」ってアドバイスをもらいました(笑)

  

いや、いやありますね(笑)臨床力としてというより人柄は本当にいろいろで、医者あるありますね。

 

先生の間でも人柄は話題になりますか?

 

やっぱ気の使い方が半端ないですよね。病院の雰囲気を見るとよくわかりますよ。

 

 

企業だったり行政と関わられている先生が壁を感じることはありますか?

 

壁はですね、企業さんは壁というか認識の違いですね。分かりやすく言うと、利用者からしたときにニーズのミスマッチみたいなところが結構多いですね、そこをうまくすり合わせるのが結構難しいです。そこがいつも一番時間がかかりますかね。

 

時間をかければ解決しますか?

 

そうですね、やっぱり最初は理解ができないだけだと思うので、実際に現場を見てもらうとしょうがない部分がありつつも、分かるってもらえるようになると思っています。最初の段階で言うと壁というか、違いは感じるかなってところです。

 

最後にですね、先生が今のお立場でやっていきたいこと、こういうのに今後力をいれてやっていきたいと思っていることを教えてください。

 

そうですね、目標と言っていいんですかね、まず医者としてはですね、今まで通り在宅をやりつつ、医療者教育をやりたいと思っています。できてるできていないの部分があるんですが、やっぱり政策の部分もそうなんですけど、医療費こうなっていて、良くないでしょとか、お金こんだけかかっているんですよとか、まあ後は臨床的な判断でいくと本当に必要なんですかってことを含めてなんですけど、そういう部分をうまく教育の方向に持っていければなって、特にドクターとか看護師、特にドクターの方を中心にやっていきたいと思っています。コンサルの方で言うと、後10年後ぐらいで何とか政策に絡める方向に進みたいですね。

 

仕組み作りですね

 

民間から厚労省に政策で意見を言えるぐらいの立場になることが目標ですね、うちの社長が今それをやっていて、そこが目標かなってところですかね。10年後ぐらいの僕のビジョンですね。

 

患者の視点からいうと、先ほどのように検査を受けたときに一体いくらかかっているんだって、その視点は私たち患者はあまりないと思うので、すごく面白いなって思いました。

 

メニューがないんでね(笑)説明するドクターも金額が分からないのでね。何も提示しないでサービスを受けてもらうって、特殊なサービスですよね。

 

今日は本当にありがとうございました。

 

他にも研修医時代の苦労話などがあり、あっと言う間の3時間でした。

次回は7/12(水)19:00 ~の開催です。

 

医師 久富先生が語る医療、医療コンサルタントの仕事の魅力Ⅰ <医師の仕事の魅力>

医師 久富先生が語る医療、医療コンサルタントの仕事の魅力Ⅱ <訪問医の領域へ>

 

 

【久富先生プロフィール】

 東京慈恵医大医学部卒業後、同大学病院勤務を経て、埼玉県の民間病院に勤務。老年医学を中心に学びつつ、現在の医療提供体制のあり方に疑問を持ち、その解決への一翼を担いたいという思いから、医療系コンサルティング会社に入社。 現在、訪問診療医およびコンサルタントとして医療機関・行政・企業などのクライアントに従事。