5/13に開催した「第5回医療ドリプラ座談会」の中のインタビューの様子です。
大学の医学部を卒業後、大学病院と埼玉の民間病院での勤務を経て、現在は診療医療医およびコンサルタントとして活躍されている久富先生に医療、医療コンサルタントの仕事の魅力についてお話しいただきました。
<医師の仕事の魅力>
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ドクターになったのはお父様の影響ですか?
そうですね、その影響が一番大きいですね。圧倒的にそこですね。僕もなんでドクターになったか考えることがあるんですけど、やっぱり単純に父が医者だったのが、もうずっとそれを見てきたので、それ以外を実は全然知らないって。他の仕事がどんなものがあるのか知らないまま育ったので(笑)もうなるんだろうな~って、それ以外の思考はなかったですね。
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先生は内科をご選択されていますが、ドクターが診療科を選ばれるときに数ある専門の中でそこを選ばれるきっかけは何かありますか?雰囲気とか?
雰囲気はあるよね、僕は学問として、血液内科だったんですけど、白血病とか悪性リンパ腫とかなんですけど、学問としてなんかすごいことやてるなってのがあって。非常に大変ではあったんですが、やって良かったし、今でもそれは糧にはなっていますね。
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外科の先生はどう切るかの話になると、目を輝かせて相談に乗ってくれる印象ですが、内科の先生は薬剤的な治療をどうやっていくかみたいなところに関心が?
そのカテゴリーで申し上げると、僕の場合は顕微鏡ですね。
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顕微鏡ですか?
診断レベルなんですけど、例えば白血病だったら骨に針を刺して骨髄液を取ってきて、それを顕微鏡で診るんですけど、その時に細胞を診て良くなったときは一番うれしいですよね。例えば、診てる範囲全部にがん細胞が診えてた方が、きれいさっぱり無くなったってのを診る瞬間は一番テンションが上がりますよね。
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先生のテンションが上がっている姿を見てみたいですね。病院にお勤めになられていて、外科の先生と内科の先生のコミュニケーションは、他科の先生、最近治療もいろいろな科で協力して方針を立ててくださったりしますが、コミュニケーションは病院によって違うものですか?
違いますね~、大学病院にいれば先輩後輩のつながりとか、同期のつながりがあるので、取りやすいと思いますよ。医局の位置の問題で取りにくい場合はありますけど。
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取れますか?
取れると思いますよ。内科の先生と外科の先生、後は普段の付き合い、コミュニケーションがとれていれば、相談もしやすいし、
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コミュニケーション、やはり人柄ですか?
ほんとにそこだと思います。それに勝るものはない
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なるほど
話しやすさもありますね、やっぱりどんなに臨床ができる先生でも、怖そうだと、やっぱ怒られそうみたいな、ちょっとやめとこうとか(笑)
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先生でもそんなことあるんですね
ぜんぜんありますよ、どのタイミングでいこうかみたいな
医師 久富先生が語る医療、医療コンサルタントの仕事の魅力Ⅱ <訪問医の領域へ>
医師 久富先生が語る医療、医療コンサルタントの仕事の魅力Ⅲ <医療コンサルタントの領域へ>